Friday, June 22, 2012

山形に行く

美味しいものありました。


山形が近いので、20日に念願のさくらんぼ狩りに行ってきました。

19日の日本を縦断した台風4号の強風+豪雨の影響を心配しましたが、大丈夫との事、仕事の休みが不定休なので、休日がある時にいざGo

台風が去っても曇っている日でしたが、それでも何となくさわやかな日でした。

山形自動車道に乗ってしまえば、あっという間に山形県です。何せ蔵王連峰が県の境界線になっているので、山の裏側は山形なのです。

山形市に入って、平野が続く道を車で走っていると、空が広く感じ、雄大に感じます。先が見通せる清清しさは、今住んでいる蔵王町では味わえない感覚です。

カーナビがまだ買えない経済状態なので、印刷してきたGoogleの地図を頼りに目的地へ。

とても道に迷う人間なのですが、なぜか山形ではスムーズに進んでいきます。目的のさくらんぼ狩りのお店(事務所)も一見分りにくそうな場所でしたが、直ぐに分りました。

先ずは受付。申し込み用紙に名前と連絡先を記入。その時に紺色の事務服を着た女性が、そのさくらんぼ農家のおかみさんと話をしていました。携帯も鳴って、おかみさんは女性と携帯と交互に話をして、急がしそうでした。

私が居たので、その女性に待っていてもらい、おかみさんと私で少し山の方にある、さくらんぼの木がある所まで、車で先導してもらい移動です。

大きなビニールハウスが沢山。さくらんぼの木達が、大きなビニールハウスに囲まれて、あるよ、あるよと沢山あります。

その一つのハウスに行き、そこにいたおじさんがここにあるさくらんぼなら、どれを食べてもいいよと言ってくれます。20~25木くらいはあるのです。時間は45分間です。

おじさんと台風の話をしながら、時間無くなるよと言われ、話を終えていざ試食。

あ~さくらんぼ~だ~ おいしい~~~

それから、あっちの木、こっちの木とたわわになっているさくらんぼを食べて行きます。

この木はいまいちだな~と、こっちの木はおいしい~。赤くなっているさくらんぼを口に入れては食べ、種をその場で飛ばして捨てます。

初めてさくらんぼ狩りをして、さくらんぼがどんな風に生っているのか見て、たわわになっているのを、あ~宝石みたいにピカピカひかっている~と赤いさくらんぼを見ては感動してました。

食べた、食べた。45分もいらない。途中でお腹いっぱいになって。これ以上食べたら、
お腹がヤバイかもとギブアップ。何せ1人で行っているので、ひたすら食べるだけです。(何人かで行ってもひたすら食べるだけかも。)

それでも何だかんだ45分は居たと思います。おじさんに終わりにすると言ったら、もういいのか?と言われました。時間を気にしていない。そんなところがいいですよね。

受付に戻って、実家にさくらんぼを送って、次はリサーチしといた温泉へ出発。地図で確認して、車を走らせる。田んぼ道を走って、走って。

それなりに走ってから、何となくこっちじゃないかもと思い、どこかに止まって地図を確認したい。宮城で道に迷って、戻ると言う事を知らないでひたすら走ったら、豪い目に合ったので、ここではその教訓を生かして確認しようと、丁度JA(農協)があったので、駐車場に車を入れました。愛用のI-Podで現在地を確認しようと思いきや、サーチしているだけで、一向にどこにいるのか示してくれません。思い切って隣で軽トラの荷台にカバーをかけているおじいさんに、道を聞きました。

おじいさん、私の行きたい温泉を聞いたことないと言うし、地図を見せても分らない。(多分今思えば、持っているプリントアウトしたGoogleの地図が小さすぎて、見えないだと思う。)言っていることも分らないので、らちがあかない。おじいさんは聞いてくるよと、地図の紙を持って行こうとした時に、近くにあった裏口からJAの女の人が出てきました。

当然、おじいさんは彼女に聞きに行きました。あれ~あの女の人、さっきさくらんぼの事務所に居た人だ!と私は気が付きました。彼女は私の車の所まで来てくれて、「どこから来たのですか?」と聞いてきて、「宮城です」と言った時に、「さっきさくらんぼの所に居た人でしょ」と彼女は気が付いてくれました。いや~本当に偶然(必然?)の出来事。私は彼女がJAの人だとは、知らなかったので、お導きですね。

話を聞くと、やっぱり目的地とは逆に車を走られていました。温泉地に行くのに分りやすいパイパスの道へ行くところまで、丁度その方向に車で行くので、先導してくれると言ってくれました。ありがたいです。

そんな訳で、無事温泉施設に着いて、お風呂入りました。共同温泉なので¥200。安い。露天風呂もあって、源泉。お湯は少ししょっぱい。いい湯でした~

帰りにお蕎麦でも食べて帰ろうと思い(その時何気なく思ったのですが、後で山形は蕎麦がおいしい所と知りました。)、I-Podでリサーチして、山形市の中心で、帰りの高速に乗りやすい場所にある、おいしそうなお蕎麦屋さんへGo

一軒目は夜は18時からと書いてあったのに、18時に行っても本日は修了しましたの札がかかっていました。あれれ。。。

またリサーチ。ここおいしそうと思っても定休日だったりしたので、有名処、老舗の庄司屋さんに行く事にしました。それに道を真っ直ぐ行けば行けそうだったので。

山形市は古い町並みも残っている、情緒ある所です。蔵のある家も多く、大きな蔵を見るとなぜか興奮する私なので、いいな~山形と気に入りました。

お蕎麦屋さんも無事到着して、板そば(山形県内陸部で広く食べられてます。大きな長方形の蕎麦せいろに入っている。)を頂きました。たっぷりの蕎麦をほお張りました。蕎麦湯もおいしく、久しぶりにおいしいお蕎麦を食べました。(後で知ったのですが、ここの5代目は我が家でお気に入りの荻窪の『本むら庵』で修行を積み、『本むら庵』ニューヨーク支店に4年間勤務しましたそうです。NYの『本むら庵』も行きましたよ。呼ばれちゃってますかね~)




お腹一杯、いざ遠刈田温泉へ帰ります。道に迷わず高速に乗り、さよなら山形~

道に迷わない、迷ったら人が助けてくれる、おいしいものにあり付ける、なぜかフィット感のある山形。単に道が分かりやすく作られているのでしょうか?過去世に何かあったのでしょうか?好きになってしまいました山形です。

Tuesday, June 5, 2012

神の湯に入る


 大地の恵みからの癒し。

 共同浴場「神の湯」。無料の足湯もあります。

宮城県蔵王町に移り住んでから、1ヶ月以上が経ちました。バタバタと流れ込んで住んだ1ヶ月でしたが、そろそろ落ち着いて来ました。

ここ蔵王町は蔵王連峰(蔵王山はありません)がそびえる自然豊かな所です。この連峰休火山だそうで、いつ噴火するのかわからないと、言っていましたが、富士山だって岩手山だって休火山。私が居る間は、噴火するなんてありえないと流の理屈で無視。休火山の恵み、温泉に浸っております。

なにせ住んでいる所が、遠刈田温泉なので、温泉ありますよ~と、旅館、ホテル、ペンションが立ち並んでおります。有り難いことに共同浴場があって、1回300円、1ヶ月の定期町民2500円と格安で利用できます。

私の人生に、毎日温泉に浸かる幸せが来るなんて考えてもいませんでした。しかも格安で。

仕事場と住居の途中に共同浴場があるので、仕事帰りに立ち寄って、ひとっぷろ。

1人暮らしがお風呂を沸かして入るより経済的。面倒な風呂掃除が不要で、行ったらすぐ入れる。エコな所がいいじゃないですか。しかも、温泉は温まりますよ。沸かし湯とは違う、大地の恵みのお湯は、体にいいです。地球の熱で沸かしたお湯に入るなんて、ワイルドだわ~

温泉だけではありません。蔵王連峰の恵みがいっぱいあります。水がおいしい。水道水でもとてもおいしいです。場所を移り住む時に気になるのが、水。東京やNYの水はおいしくなく、ミネアポリスもいまいちでした。ミネソタ州もセントジョンズ大学の水はおいしく(水質管理がしっかりしてるから)、やはり都会よりは田舎の方が水はきれいです。

家で作る麦茶の味も一味ちがうおいしさ。風呂上りに一杯の麦茶。

空気も澄んでいます。あ~空気が軽いんだな~汚いものが空気中に漂っていない。しかもここは、山だから一層澄んでいます。

とにかくどこに行くにも山道を越えて、隣町に行けばまた違う温泉場。

水、空気がきれいで、温泉入って体休めて。本当に私は長期入院で手術までした身体の、リカバリーに来たんだな~って思います。田舎のリゾートの中にいる感じです。何だか上手く出来ているな~と思います。陶芸の仕事をしに来たつもりが、実は身心の回復に来たなんて。